外壁塗装する頻度はどれくらい? 何年たっていたら考え時?

戸建て住宅をお持ちの方なら、一度なりと外壁塗装のことが耳に入るかもしれません。
そのたびに不安になってしまうこともあるのではないのでしょうか。
外壁塗装はどれくらいの頻度で行えば正解なのでしょう。
まだ早い? いやそろそろ? と判断に困る方が多いと思います。
実は頻度が早くても遅くても、損をしてしまう可能性が。

この記事では外壁塗装に適した頻度についてご紹介いたします。
外壁塗装の適切なタイミングを見極めましょう。

■目安① 経過年数

一般的に、新築・前回の塗装から8~12年が経過している場合は考え時だといわれています。
なぜこの年数なのかというと、各メーカーが発表している外壁材・塗料の耐用年数にあてはまるからです。

新築は塗料を塗っていないまっさらな状態なので、一度も塗装していない方は、まず外壁材の種類を調べてみましょう。
現在、新築の8割は「窯業系サイディング」でできていますが、こちらの耐用年数は短くて7年ほどです。
その他の外壁材でも約10年が目処とされています。

塗料の耐用年数

一度したことがある、もしくはこれから塗装をするという方にとって、塗料がどれくらい保つのか知っておきたいですよね。
前回使用した塗料の耐用年数が過ぎていたら、検討してみましょう。

アクリル 約3年~
ウレタン 約5年~
シリコン 約7年~
フッ素 約15年~
ピュアアクリル 約15年~
無機 約15年~

 

経過年数は必ずしも当てはまらないかも?
ここまで「これくらいの年数が経っていたらタイミングですよ」と解説してきましたが、あくまで目安だということをご了承ください。
建物の耐久性は、築年数のほかに立地環境が大きく関わっているからです。
日本はほとんどの地域が温暖な気候にありますが、日本海側と太平洋側、内陸地域と沿岸地域などでは、まったく環境が異なりますよね。
以下のような環境でしたら、劣化が早まる可能性が高いので、外壁材や塗料の耐用年数よりも早めに外壁塗装を行ったほうがいいかもしれません。

雪がよく積もる 日本海側・中部内陸地方・東北地方・北海道など
雨がよく降る 太平洋側・沖縄地方
紫外線の降射量が多い 九州地方・沖縄地方・標高の高い場所
海の近くに家がある 各沿岸地域

 

■目安② 見た目が悪くなっている
経過年数という観点以外に、壁に劣化の兆候が出ている場合があります。

壁に劣化症状が出ている
このような症状が壁に表れていたら要注意です。下にいくにつれて深刻な状態になっています。


1.色あせ
新築時と比べると、色が落ちている・薄くなっている状態です。


2.チョーキング
壁に粉がふいている状態のことをいいます。


3.膨れ・剥離
壁の表面の塗膜が浮いたり、ぼろぼろとはがれている状態です。


4.ひび割れ
壁の表面に亀裂が走っている状態です。


5.シーリング材が割れている・はがれている
シーリングとは壁の継ぎ目部分です。この部分が割れていたり、はがれているとカビや水の浸食が進むため要注意です。

分からないときはプロに診てもらう
外壁の劣化具合を診る「外壁劣化診断士・外壁診断士」という資格があります。
聞きなれない名前かと思いますが、こちらの資格を得るためには、実務経験があることや建築士資格があるなどの条件を満たす必要があります。
劣化具合が気になる方は、この資格を所有している工務店などを探して、診断をお願いしてみましょう。
もちろん、資格がなくても経験豊富な職人なら診断もできますので、一つの判断材料にしてみてください。
ハウスメーカーによる点検のタイミングで、判断してもいいでしょう。

■早すぎても遅すぎても……

外壁塗装のタイミングは早すぎても遅すぎても、塗料によるパフォーマンスが半減してしまう危険性があります。

早めでも耐久年数は伸びない
まだ耐久性が十分な状態で塗装を行ってしまった場合。
こちらは単純に費用の無駄遣いになってしまうほか、内部結露という建物にダメージを負ってしまう原因をつくることに。建物の構造によってはカビの発生や建材の傷みにつながります。

遅いのも考えもの
まだ塗料の耐用年数だから、まだ壁に症状が出ていないから、と上記の目安をあてにしてしまうと、あっという間にタイミングを逃してしまうことがあります。
立地環境のほか、台風や大雨による災害に遭ったらそのダメージはもちろん、家に響いてきます。
また、劣化症状が出ている場合は、新築時の万全な状態から家を守れる防水性や耐久性が下がっている状態です。放置するとどんどん劣化が早まってしまいます。

■番外編:外壁塗装の要らない壁?


実は外壁塗装の必要がないとされる壁材があります。
それはガルバリウム鋼板とタイル。
ガルバリウム鋼板は金属系サイディングに分類されますが、サビに強い性質があります。
しかしながら劣化はするため、どちらも目地やつなぎ目部分の補修などが必要です。

■まとめ

外壁塗装の頻度の目安にこれという絶対的な答えは存在しませんが、判断材料は多くあります。
比較検討したり、診断を専門業者にお願いしたり、適切なタイミングを見極めましょう。

須藤塗装では千葉市を中心に千葉県内で外壁塗装工事を行っております。
自社施工のため、ハウスメーカーに依頼するよりも、抑えた価格での工事が可能です。
ぜひご検討ください。

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